オーストラリア旅行記 ウルル、ケアンズの旅
9月1日(水) その3
どきどき夜行性動物探検ツアーに参加
どきどき夜行性動物探検ツアーのルートマップ。
14:00 出発
どきどきツアーのバス。(キュランダで撮影)
今日の午後は、どきどきツアーの夜後生動物探検ツアーに参加です。14:00アパート前に集合です。待っていると定刻でバスがやってきました。やはりこのアパートが出発点のようでバスには誰もお客さんは乗っていません。朝と同じようにケアンズ市内のホテルを回りお客さんをピックアップ、これでケアンズの道が良く覚えられました。
どきどきツアーズは名前からして日本人専用のツアー会社で、ガイドとお客さんは全て日本人でした。ドライバーだけはカールさんというオーストラリア人でした。 ガイドはCHIAKI。大阪出身のちょっと個性的な人です。バスは朝の気球ツアーと全く同じ道をたどり、キュランダ村へ向かいます。ここでお客さんをピックアップ。気球ツアーが行われるはずだったマリーバ方面へ向かいます。
14:45 巨大アリ塚
途中、キュランダでここから参加するお客さんをピックアップ。バスはキュランダの熱帯雨林を過ぎ、車窓を見ていると、道沿いにあっちこっちこんもりしたアリ塚があるのがわかります。そのうちの巨大アリ塚へ向かいます。アリそのものは小さいのですが、アリ塚は人間の身長くらいあります。アリ塚に触ってみると結構硬いものでした。このアリ、アボリジニのタンパク源だそうで食べられるそうです。ためしに生きているのを食べてみましたが、きゅうりのような味がしました。
巨大アリ塚。人間よりデカイ
この人がドライバーのカールさん。中のアリを捕まえる。
アリ塚の大きさに比べるとアリは小さい。このアリ、食べてみました。味は・・・
15:10 野生カンガルー探し
続いて野生のカンガルー探し。とある街の林沿いの道をゆっくりとバスは走ります。林の中に野生のカンガルーがピョンピョン跳ねているのが見えましたが、あっという間に林の奥へ。別の場所を探します。とある民家の敷地内に2匹発見。 カンガルーはこのあたりいたるところにいるようで、特に夜は自動車のライトめがけてピョンピョン飛び出してくるそうです。そのためここでは必ずシートベルト、バスの後ろの席でもシートベルトを締めなければなりません。(ウルル・カタジュタでもガイドから何度も注意されます。)
カンガルー生息地に入り込んだ。それよりこの急ブレーキのスリップ跡はなんや。カンガルーが飛び出してきたのか?
アジアンワラビー発見。野生といっても民家の敷地で何かを食べていた。
15:30 ロックワラビー
マリーバの更に奥のグラネット渓谷へロックワラビー(野生)を探しにいきます。野生のロックワラビーと言っても、ほとんど餌付けされた状態ですので、ガイドからえさをもらい、手を低く構えるとワラビーがよってきます。(かわいい、けどワラビーの爪が痛い)
えさを手に乗せるとワラビーが寄ってくる。ワラビーの爪がかなり痛い。
左のワラビーのお腹から子供が顔を出しているの分りますか?
このワラビーにも子供が。
えさに釣られてたくさん寄ってきました。
グラネット渓谷からの景色。
ブーゲンビリア。
このオウム、当然英語を話していた。
付近は高原で牧場もある。(牛)
16:30 ピーナツのお店でトロピカルフルーツ試食
バスはアサトーン方向へ出発。広大なバナナ畑、巨大なスプリンクラーに感心しながら、途中の「ピーナツのお店」でトロピカルフルーツの試食です。
このあたりはピーナツの産地。ガイドによると「千葉」よりおいしいらしい。
トロピカルフルーツの試食。
ドライバーのカールさんが野生のパッションフルーツを見つけてくれた。
17:00 ヘイスティーズ・スワンプで野鳥観察
バスは「トルガ」という小さな町、さらに「アサトーン」を通過。もう、この時間、商店は店じまいしていました。店員もお客さんも、17時以降は家に帰り家族団らんが当たり前の国なのでしょう。急勾配の道を通過し、ヘイスティーズ・スワンプというところで野鳥観察です。ガイドから小型の双眼鏡が渡されます。ここはペリカンが生息しているらしいのですが、残念ながら見ることはできませんでした。
トルガを通過か? 出発時点は天気が良かったのに曇ってきた。
「カゴシダ」 これ、この木の枝かと思いましたが、この幹に寄生しているまったく別の植物だそうです。上から落ちてくる葉っぱを養分にするそうです。
野鳥はこのような観察小屋から見ます。
カモか?
カササギガンが飛び立った。
編隊を組むカササギガン。
17:20 カーテン・フィグ・ツリー(絞め殺しイチジク)
次に、カーテン・フィグ・ツリー。この名前を聞いただけではピンと来ませんが。「絞め殺しイチジク」と聞くとどんな植物か想像できると思います。初めは別の木が生育していたそうですが、たった一つの「絞め殺しイチジク」の芽が寄生し、遂にはその木が倒れてしまい、今はその隣の木を「絞め殺している」という恐ろしい寄生植物です。世の中には変わった植物もあるものです。
この付近には木登りカンガルーがいるらしい。
絞め殺しイチジクの遊歩道にトカゲ発見。フォレストドラゴン。
これがその「絞め殺しイチジク」。元の木が倒され、隣の木を「絞め殺し中」
絞め殺しイチジクの恐ろしさを解説してくれるガイドのチアキさん。
駐車場にいた鳥。ブラッシュターキー、七面鳥の仲間。
17:40 かものはしを探せ
カモノハシはこの川の中にいる。雨が降ってきた。
絞め殺しイチジクの恐ろしさが十分分ったところで、次にカモノハシ探しです。かわった生き物が多いオーストラリアで、最高の変わり者が「カモノハシ」かも分りません。単孔類。つまり穴がひとつしかない。私たち人間はいくつか「穴」が開いていますが、カモノハシの穴はひとつだそうです。
野生のカモノハシは非常に警戒心が強く、少しでも物音がすると川にもぐってしまうそうです。もし、カモノハシを見つけたときの「サイン」をガイドと打ち合わせ、降り始めた雨の中、捜索開始です。
カモノハシか? 亀とよく間違えるらしい。
今度こそカモノハシか?
18:30 野生動物と一緒にバーベキュー
結局カモノハシがいたのかいなかったのか、不完全燃焼ですが、雨も強くなってきたのであきらめ、直ぐ近くのバーベキュー会場に向かいます。建物の中で食べるので、雨でも大丈夫でした。
ここには、ボッサムなどが餌付けされていて、バーベキュー場にある餌場に寄ってきます。
バーベキューはこんな感じ。カンガルーやワニの肉もある。
ビールは1本A$5。
餌場にボッサムがやってきた。
これはただのねずみか? ヤブクマネズミというネズミ。
バーベキュー会場はこんなところ。
餌場はこんなところ。
19:15 夜の熱帯雨林探検
バーベキューも食べ終わった頃、この裏手の熱帯雨林の探検です。もう夜ですので、当然真っ暗で、参加者に小さな懐中電灯が配られます。
まず、ガイドのチアキさんから、3日前のこの探検で「森本さん」が行方不明になり、まだ見つかっていないので注意するようにとの話がありました。
雨が結構な勢いで降っていますが、熱帯雨林の天然の傘の下では雨にはあたりません。
探検の前に、3日前に行方不明になった森本さんの注意がある。
「ちょっと待ての木」。これに引っかかると、なかなか取れない。
睡眠中の鳥を発見。光を当てても起きない。ガイドのチアキさんもこんなん初めてとのこと。「コキミミミツスイ」という鳥らしい。
探検はかなり森の奥までやってきた。蛍のような青い光が懐中電灯。
20:45 ヘンリーロス展望台で夜景
ヘンリーロス展望台からの夜景。右上がケアンズ空港。
たぶん一人も行方不明者は出なかったのでしょう。(森本さんはいまだに発見されていないとCHIAKIさんから後日連絡がありました) ツアーはこれでケアンズへ戻ります。本当は星空観測もあるのですが雨ではどうしようもありません。
キュランダ付近で土ボタル観察ツアー(別途料金)に参加する人を降ろし、私たちはケアンズへ戻ります。途中、「ヘンリーロス展望台」で夜景鑑賞です。(車窓)
ケアンズに戻ったバスは各ホテルを回りお客さんを降ろしていきますが、ナイトマーケットで降りることもできます。私たちも降りようとしましたが、サザンクロス・アトリウム・アパートメント周辺はちょっとさびしいところですので、そのままバスで送ってもらいました。
ラフティングの代わりに参加したツアーですが、なかなか面白かったです。(ガイドが面白かった? さすが大阪県人)
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