8月27日(木曜日)、曇り
ホテルをチェックアウト、ミニバス、MTR(地下鉄)で道教寺院「黄大仙廟」へ。お参りの後再び地下鉄で佐敦に出てブラリ。タクシーで九龍駅へ。エアポートエクスプレスで空港へ。キャセイ航空510便で台北経由で福岡に戻る。
昨日も歩き回ったのでぐっすり眠れました。
曇り空ですが、ホテルの部屋の窓からは雲の隙間から朝日が顔を覗かせています。窓の先には旧啓徳空港の跡地があり、工事が真っ盛り、一部では既に高層マンションが建っています。更にその先には昨日歩いた北角方向が霞みの向こうに見えています。
香港最後の朝食を食べに行きましょう。
昨日と同じお粥では面白くないので、昨日街歩きをして見つけた、嘉豐より更に1ブロックは慣れた場所にあるレストラン「美斯餐廳」(マキシレストラン)へ行ってみました。
店に入ってみるとレストランというよりは喫茶店といった雰囲気です。朝食用にセットメニューが用意されていて、よくわかりませんがAセットとBセットを注文。しばらくして出てきたのはAセットはロシア料理のボルシチ、Bセットはマカロニスープでした。セットにはトーストとベーコンエッグ、それにアイスコーヒーが付いています。
お味はやはり薄め、朝食にしてはちょっと量が多いくらいでした。
四日間お世話になったリーガルオリエンタルホテルとも今日でお別れ。荷物をまとめてチェックアウトしましょう。フロントでカードキーを返し清算。初日に鹿春館に北京ダックのランチを予約したときの電話代を現金で清算します。
今日はこれから香港で有名な道教のお寺、黄太仙(ウォンタイシン)廟へ行くつもりです。黄太仙へは近くのバス停から直行バスも出ているらしいのですが、よくわからないので確実にここからミニバスに乗ってMTRの九龍塘駅へ行きそこからMTRで黄太仙駅まで行く予定です。
いままで乗った一般の路線バスは二階建ての大きなバスでしたが、ここ九龍城付近は道が狭いので路線バスはミニバスと呼ばれる小さなバスが走っています。
バスは乗車時に運賃を支払います。ミニバスは現金しか扱わないのもあるそうですが、このバスはオクトパスカードの支払いもOKでした。
バスはホテル前を発車すると九龍城の市街地をグルグルと回ります。やがて九龍城を離れ綺麗な大通りに。面白いのはバスの車内前面にはスピードメーターが付いていて、お客さんからこのバスのスピードがわかるようになっています。お客さんに警官がいたらちょっと気まずそうな、そんな設備でしたが、一応、法定速度内で走っていたようでした。
約15分ほどでMTR九龍塘駅。キャリーケースを転がしてホームに行きましょう。この駅から目的の黄大仙までは2駅です。
電車に乗ると満員。座席はもちろんつり革にも空きがないほどの「超」満員です。ま、目的地まで2駅なので立っていても問題ないのですが、その時、座席に座っていた若い女性が杖を突いている「ゆう」を見て、さりげなく自然に席を譲ってくれました。この満席で前の人もよく見えないくらい混雑しているのに。こんな経験は初めてで日本でもありません。あまりにも当たり前にそれをするのが当然というしぐさでした。たったこれだけのことですが、すごく感動しました。
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