ベトナム旅行記(ハノイ、ハロン湾の旅) 2009年9月 HIS非公認

■　9月8日(火)　晴れ　自由行動　ハノイ市内をブラブラと

今日は最終日で自由行動。ハノイ市内を気の向くまま歩きます。

■　ハノイ駅へ

　今日も6時前に目が覚めましたが、「ゆう」は時差ぼけもなく、ぐーすかぐーすか相変わらずよく寝てます。うらやましいです。仕方がないので、ラジオでも聴いて時間をつぶします。ラジオから聴こえてくるのは当然ベトナム語。中学生の頃を思い出します。
　6時30分ころ朝食へ。他のツアーの方たちもほぼ同じくしてレストランに降りてきます。初日のメニューと全く同じで、またまたまたフォーをいただきました。
　お腹もいっぱいになったところでハノイ駅へ散歩に行くことにしました。

　平日の朝はすごいバイクの量で、道の横断がなかなかできません。何とか少しバイクの量が少ないところを見計らって、昨日教えてもらった方法で何とか渡り切れました。
　ハノイ駅は列車の到着出発の隙間なのか閑散としていました。
　ホームにはホーチミンへの列車なのでしょうか、異国情緒たっぷりの列車が停まっていました。ここからま中国の北京行きの国際列車(所要約40時間)が運行されています。今度トワイライトエクスプレス作戦が失敗したらハノイ発北京行きに乗ってみましょうか。(いやや!　ゆう談)

■　ホテルに一旦戻り休憩、その後ぶらりハノイ市内へ

　8時頃ホテルに戻りチェックアウトの準備と少し休憩します。
　9時頃チェックアウトし、ハノイ市内をぶらり。
　このすごい量のバイク、どこに停めるのかと疑問に思っていたら、歩道に停めているようで、歩道には駐輪料金を徴収する係員が待機していました。

■　ホアンキエム湖南岸で休憩

　病院や電気屋さん街を通り抜け、昨日来たホアンキエム湖に出てきました。昨日は湖の北端でしたが今日は南端です。木陰のベンチに座り休みます。

■　ハノイ大教会前で「路上会議」に参加

　お昼までまだまだ時間があるのでこれまた昨日行ったハノイ大教会へ行き、中にも入ってみました。中は静かで、ステンドグラスが見事です。

　ベトナムでは朝からあちこちの路上で何らかの会議をしているようです。私たちもこの会議に教会前の「Student cafe」で参加してみることにしました。参加費は、ビール一缶13,000ドン、コカコーラ一缶8,000ドンです。

　ハノイ大教会から今日は北方面へ行き、昼食予定にしていた「ダックキム」へ行こうとしましたが、まだ時間があるのでぶらり遠回り。ベトナム名物の「天秤竿」を担ぎ記念写真を撮るなどして時間をつぶしました。

■　お昼はダックキムでブンチャーと揚げ春巻きとビール

　さて、時間つぶしにぐるぐる街の中を歩いておなかも減ってきましたので、ダックキムでブンチャーと揚げ春巻きを食べることにしましょう。
　店の感じはは屋台に毛が生えた程度で、ちょっと入るのに躊躇しましたが、揚げ春巻きがおいしそうでしたので勇気を出して入ってみました。ブンチャー(米麺と肉のたっぷり入ったたれと香草)、あと、ビールも注文しました。ビールはベトナム流にグラスに氷をいれて持って来ましたが氷には不安がよぎったので戻してもらい、日本式(世界式?)に氷なしで飲みました。ちょっとぬるいけど、うまい。
　しばらくすると、隣のテーブルに日本人の若いカップルが。ビールも氷入りで飲んでいるではありませんか。お腹は大丈夫だったのでしょうか。
　ブンチャーについてくる生野菜に始めは躊躇しましたが、一口食べると結構いけます。これは毒消しだと言い訳しつつ、結局全部平らげてしまいました。げっぷ。

■　更にぶらぶらと、またホアンキエム湖へ

　お昼も食べたことですし、更にブラブラとしてみました。
ここら辺は「旧市街」で、仏具屋さん通り、おもちゃ屋さん通り、メガネ屋さん通りと同じ商品を扱っている通りがいくつもあります。日本でも電気街や道具屋筋がありますが、同じ業種が集まるのは人間の習性なのでしょうか。
　道に迷いながら、昨日きたホアンキエム湖の北側に出てきました。

■　タクシーに乗ってベトナム軍事歴史博物館へ　ぼったくりタクシー初体験

　暑い。それにもう街歩きは飽きてきたので、タクシーに乗って「ベトナム軍事歴史博物館」へ行ってみることにしました。
　ベトナムのタクシーはタイ以上に悪質なのが多いらしく、遠回りをしたり、ターボメーターだったり注意が要るようです。ホアンキエム湖北端の駐車場にはタクシーが「たむろ」していますが、「たむろ」タクシーはタイで懲りていたので流しのタクシーをひろいます。軽タクシーは危ないのが多いとのことでしたのでパス、一番信頼が置けるとされている「HANOI TAXI」を見つけ、地球の歩き方を見せ、この博物館に行けるかと確認し乗ってみました。

　OKOKとドアを閉じ出発すると、目的の博物館の方ではなく、ホアンキエム湖の西側の道を南に行くではありませんか。一方通行なのかな、と少し心配し出すと、タクシーは更に東に向け、革命博物館の方へ行くではありませんか。勘違いしているのかと思い、ここに行くのだ、と地球の歩き方をもう一度見せ確認すると「わかってる、信じてくれ」との返事。しかし、タクシーは今度は北に向けタイ湖方面へ行きます。完全に信頼できなくなった私はタクシーを停め、もう一度確認、「わかっている、信じてくれ」と運転手。ここで降りようかとも思いましたが、こんなところで降りても仕方ないので、とりあえず再出発しました。しばらくしてようやくタクシーは目的地の博物館方面に向かい、やっとこさ到着。料金は64,000ドン。遠回りしたから50,000ドンにしろ、と値切ろうとしましたが急に英語はわかりません、とのそぶり。仕方ないから64,000ドン払おうとすると、ドンの現金が無い。1ドルを混ぜて支払ったが、ドルのレートがいくらだったのか。かくして、ぼったくりタクシーを初体験したのでした。ちなみに64,000ドンと聞くとかなりぼられた感じがしますが、日本円で344円と聞くとかわいい感じがします。

　で、ベトナム軍事歴史博物館です。入館料を支払おうとするとさっきのタクシーで使い切ったのでドンがありません。ここは一応国の公式な施設なのでドルでの支払いはダメかなと思いましたがドルでの支払いは可能か聞いてみるとOKでした。が換算レートが悪く、本来一人20,000ドンですが2$、カメラ持込が5,000ドンのところ1$でした。
　中の展示は全てベトナム語で、内容はさっぱりわかりませんでした。ま、実物の兵器を間近で見られるだけでもよしとしましょう。
　奥へ行くと塀のパンパンと銃撃の音が聞こえてきました。塀の隙間から覗くとそこは軍事演習場のようで、移動する標的を撃つ訓練をしていました。写真に撮ろうと思えば撮れたのですが、内容が内容だけに出国できなくなっても困るのでやめておきました。

■　とぼとぼと歩いてホテルに戻る

　ぼったくりタクシーのショックがまだ癒えないのと、ドンがもう無いのでとぼとぼと歩いてホテルに戻ることにしました。
　しかし、このあたりは交通量が半端でなく、信号の無いところでは横断は不可能でした。

■　夕食はホテル近辺の屋台村クアンアン・ゴンへ

　17時頃、ベトナムでの最後の食事に出かけました。ホテルの近くでブラブラしているとき偶然見つけた屋台形式のベトナム料理レストラン「クアンアン・ゴン」へ。本店はホーチミンにあり、先日放送された「笑点」で座布団十枚のご褒美で、林家たい平が本店で食事している映像が流れていました。
　店には外国人や日本人がたくさん来ていて、まだ5時過ぎなのににぎやかです。

　とりあえずのビール(ビア・ハノイ)とミネラルウォーター、それに地球の歩き方のメニューカタログを指差しで「パイン・セオ」(ベトナム風お好み焼き)ともう一度勇気を奮って「生春巻き」を注文しました。
　まずビールが出てきましたが、ベトナム流にコップに「氷」が入っていましたが、最終日だし周りの外国人もそうしているので、「まぁいいか」でそのまま注いで飲んでしまいました。(たぶんこれが原因であとから大変なことに)

　支払いはドルで8ドルでした。10ドル紙幣を出すとおつりはドンで返ってきました。今頃ドンをもらっても。あとは空港で使いましょう。
　昼に食べたブンチャーの量が多かったので本日の夕食はこれだけ。18時過ぎホテルに帰り19時20分の集合時間を待ちました。
　ツアーのほかの方も戻り、タンさんもやってきて、今までより小型のバスに乗車、定刻でホテルを後にしました。

■　ノイバイ空港でチェックイン、出国、そして離陸

　バスはインターコンチネンタルで他のお客さんをピックアップし、20時過ぎ、ノイバイ空港に戻りました。関空の出発は23時ちょうど発でチェックインが始まる2時間前の21時まではまだ間があります。この間に手持ちのドンで買えるお土産を探します。
　まずコードシェア親の日本航空側からチェックインが始まり、その後ベトナム航空側が始まりだしました。コードシェアなので機材はベトナム航空のチケットを持っている人でも同じ日本航空の機材なのにチェックインは別々です。更に不思議なのは、同じHISのツアーなのにチケットが日本航空とベトナム航空に分かれていることです。ツアーの中身によって区分けしているのでしょうか。
　チェックインを済ませ、ここでタンさんとお別れです。短い間でしたけれどもありがとうございました。

　出国手続も済ませ搭乗ゲートの「GATE5」付近で、ドンも使い切ったのでただひたすらじっと待つのでした。が、待ちくだびれ、ちょっとラウンジのある3Fへ行って今後の参考のためにうろうろしてみました。当然中には入れません。
　そうこうしている内に搭乗の案内です。まずは先ほどのラウンジの中に居たであろう人から。その後われわれエコな人たちです。
　座席に座ると隣は高校生くらいのおねぇちゃんで留学生だそうです。初めての飛行機らしく、凄い量の荷物と私への質問ラッシュです。ヘッドフォンはどこにあるか、から始まりリモコンの使い方まで。一見したところ日本人に見えるので、キャビンアテンドも日本語で話しかけます。このおねえちゃん、ある程度は日本語を話すので益々日本人として扱われていきます。大丈夫かいな。