■ 9月5日(土) 晴れ ベトナムへ出発
さて、いよいよ出発の日を迎えました。無事ベトナムへ入国できるのでしょうか。
■ 神戸空港から関西国際空港へ
大阪湾周辺には旅客機が発着する空港が三つあります。かつての大阪国際空港であった伊丹空港、今回ベトナムへ出発する関西国際空港、そして神戸空港です。神戸から関西空港までは大阪湾をぐるっと回らないといけないのですが、神戸空港からだと直線で行けます。神戸空港から飛行機に乗るのかって? いやいや、一時間毎に高速船(ベイシャトル)が出ているのです。空港までの所要時間約40分です。時間も魅力ですがなんと言っても駐車場代がタダということが最大の魅力です。本来の神戸空港の駐車場とは別のベイシャトル側の駐車場に車を止め、ベイシャトルを利用すると、旅行期間中ずーっと駐車代が無料で利用できます。
毎週土曜日にテレビ放送している吉本新喜劇を見終わった頃、神戸空港に向け出発です。
ベイシャトルのターミナルから見る麻耶山。三宮近辺から見ると低く見えるが、離れてみるとかなり高い山。
15時発のベイシャトルに乗船。お客さんは10人くらいでガラガラ
■ 初めての関空
15時発のベイシャトルに乗船。ベイシャトルは左手に大阪を、右手に明石海峡大橋を見ながらあっという間に関西空港の港に到着します。港から空港まではバスで移動です。このバス代も船賃に含まれています。
関西空港が開港する前、大阪の伊丹空港は何度か利用しましたが、今回はじめての関西空港です。まぁそれにしても、よくこんな広い海上空港を造ったものだ。
集合時間は16時40分、現在15時50分。ちょっと早いかなと思いましたが集合場所に行ってみるともうチケットが渡せますとのことで受付完了です。今回は日本航空とベトナム航空のコードシェア便なのですが、チェックインは日本航空ではなくベトナム航空のカウンターでしてくれとのことで、また、ターミナルを北から南まで移動し、ベトナム航空のカウンターでチェックイン完了です。
関西国際空港4Fに到着
ベトナム航空のカウンターでチェックイン
■ あまり早く出国してはいけない
初関西空港。空港をよく知らない私たちはそのまま出国ゲートに入り出国手続をしてしまいました。出国してから気づいたのですが、出国後、そこにあるのは私たちには用事のない高級免税店ばかりで、HISからもらったクーポンが利用できるレストランは出国したら行けない3階や2階にあり、いまさら再入国はできず、もう後の祭りです。出発まであと二時間、ビールなどを飲みながら時間をつぶします。
それにしても、国内線側はお客さんの姿がほとんど見えません。二期滑走路まで造ったのに経営は大丈夫なのでしょうか。先の新聞に事実上の日本のハブ空港は韓国のインチョンだと書かれていましたが。
ビールを飲みながら時間をつぶす
国内線? それにしても人が少ない。大丈夫か? 関空
■ 搭乗 河内から河内行き
待ちに待ってようやく搭乗時刻です。搭乗口まではシャトルを利用します。
ここではじめて気がついたのですがハノイを漢字で書くと「河内」。ここ関西空港がある大阪南部(正確に言うと南東部ですが)も河内。つまり河内から河内行きの飛行機ということになります。
機材はB737。石垣島や宮古島に飛んでいたのと同類の機材です。国際線にこんな小さな機材が使われていたとは。座席のピッチもなんとなく普通の国際線より狭い感じがします。狭いシートに体を折りたたんで定刻の18時40分、離陸です。
夕日に照らされるJL755(VN949)便。 トワイライトエクスプレスは今頃どこを走っているのだろうか
河内(ハノイ)行き
■ 機内で
コードシェア便ですが飛行機のクルーは全て日本人でした。離陸してしばらくすると大きく左に旋回し、先程までいた神戸空港の上空あたりでしょうか、右手に夜景のポートアイランドが見えてきます。神戸の夜景はさすが100万ドルです。ベルト着用のサインが消えるとベトナムへの入国審査書類の記入をします。ベトナムでも新型インフルエンザを警戒しているようで、熱があるかとか咳が出るかとかの書類を書かされます。
しばらくすると飲み物タイム。それが終わると食事タイム。タイ航空のものと比べやや少量です。飛行機が上海上空に達した頃ようやく落ち着き、映画「ターミネーター4」を見ました。この映画、映画館でも見たのですが、少し省略されているようでした。
ベルト着用サインが消えた頃のトワイライト。広島上空か
機内の様子。満席です。
入国審査カード(白)、検疫カード(ピンク)に記入。
機内食。魚をチョイス。
■ ハノイ着 空港の銀行だからと安心してはいけない
定刻より少し早くハノイのノイバイ国際空港に着陸。着陸した瞬間、滑走路の路面が荒いのか、結構ゴトゴトと揺れました。
入国審査、検疫、税関をパスし、出口でHISのガイドと落ち合います。ベトナムでは旅行会社のガイドを語るニセモノがいるとのことでIDカードを確認します。
他のお客さんが出てくるまでにベトナムの通貨「ドン」に両替します。ベトナムは公式には「ドン」が通貨ですがドルも使えます。今回は食事込みのツアーなのでそんなに使わないだろうと思い、100USドルとここで日
本円3,000円を「ドン」に両替しました。レートは186ドン/1円。3,000円ですから558,000ドンになりますが、両替後確認すると555,000ドンしかありません。文句を言うと無言でぶっきらぼうに5,000ドンを渡されました。
つまり2,000ドンおまけしてくれたことになります。空港の銀行ですが日本では考えられないくらいてーげー(大雑把)です。
ドンで勘定するとゼロがいっぱい付いてくるのでなかなか感覚がわかりません。ちなみにおまけしてくれた2,000ドンは約10円ということになります。
後から分かったことですが、いくらドルが通用するといっても1ドル単位までで、おつりでセントをもらうことはできません。市中の店で支払うときのドンからドルへのレートもテーゲー(大雑把)で、ドンで支払いをし
たほうが得なのですが、ベトナム出国時、今度は余ったドンを円には換金できません。ですからいくらくらい使うのか予想を立てないと無駄になってしまいます。ちなみに今回3,000円をドンに両替しましたが、これでは
やや不足しました。5〜6,000円をドンに換えたほうが良かったかなと思います。
みんなそろったところでHIS現地ガイドの「タン」さんに引きつられてツアーバスへ。お客さんは20人くらいでしょうか。私たちと同じ中年夫婦とおねえちゃん2人組、母子などでした。
まもなくハノイ到着
ハノイ・ノイバイ空港出口。ここでHIS現地係員と落ち合う。
空港出口付近にある両替所で両替。よく確認しないと不足していることも。
現地係員に連れられてツアーバスヘ移動
■ ホテル着
ツアーバスに乗りハノイ市内へ。
まずびっくりするのがクラクションです。道路を走っているとしょっちゅうクラクションの音が聞こえてきます。ガイドの「タン」さんによるとクラクションを鳴らさないと逆に危険だとのこと。安全のため鳴らしてい
るんだそうです。
また、ホテルの水道水はお腹をこわすので飲まないこと、屋台の料理は食べないこと、ホテルのお湯のタンクは小さいのでお湯が出なかったらしばらく待つこと、などの注意の説明がありました。
それぞれのクラスのホテルに寄っていくので目的のホテルに着くまでに一時間強かかりました。私たちはスーペリアクラスでハノイ駅近くの「SAIGON
HANOI」に宿泊です。現地時間23時チェックインです。
ようやくホテルに到着
日本時間だと午前1時、そのままバタンキューでした