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台風7号が接近中。北海道へ渡れるのか?
数日前から台風7号が接近。天気予報では、今日の午後には関東に上陸するとか言っています。朝から大雨。まだ、台風は八丈島あたりなので飛行機は出るでしょう。
指定どおり第一ターミナル(JAL)の北ウィングへ。第二ターミナルができるまでここはANAのカウンターがあったのですが、いまは第一ターミナルはほとんどJALになっていて、このように北ウィング、南ウィングと呼んでいるようです。なんか成田空港みたいです。
団体受付カウンターには6時45分くらいに到着。受付を済ませ、ここで添乗員さんに会えるのかと思っていたら、添乗員さんは新千歳から同行するとのことです。
受付で右のような
バッジを渡され、行動中はこれを付けてくださいとのこと。団体旅行の始まりです。
搭乗ゲートへ行く前にセキュリティーチェック。小銭ばかり入っている財布、鍵など金属を全て外しているにもかかわらず、なぜかチェックに引っかかります。ベルトの金属に反応しているようで、警備員のお姉さんにズボンの中まで手を入れられてしまいました。ペットボトルも厳重にチェックされ、ここを通過するだけで5分くらいかかったような気がします。
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| ここが団体受付 各旅行会社のロゴがぶら下がっている |
第一ターミナルはJAL専用に。 北方面はノースウィングから出発する |
飛行機は8時ちょうど発のJAL1007便。最近JALはトラブル続きなので無事に着くことを祈りましょう。夏休みということもあって搭乗口では里帰りらしき家族ずれの人たちが多数。同じバッジをつけた人たちも集まりだしました。
7時45分搭乗開始。8時定刻で飛行機は動き出しましたが、離陸の順番待ちで滑走路を飛び立ったのは8時30分くらい。大雨の中の離陸はすごい水しぶきで迫力があります。
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| 大雨の中搭乗を待つJL1007 |
離陸後しばらく気流の乱れで揺れていましたが北へ行くほど揺れは収まり、水平飛行に入ったところでシートベルト着用のサインが消え、羽田で買っておいた空弁(ちょっと高かった)で朝食です。食べ終わったと思ったらすぐに着陸態勢に入り新千歳に無事着陸です。飛んでいた時間は1時間くらいでしょうか。8年前に北海道に来たときは新潟から20時間くらいフェリーに揺られてきたので、やっぱり飛行機は早いです。
新千歳の天候は曇り。気温は涼しかったのですが、羽田も涼しかったので、涼しいという実感はあまり沸きませんでした。
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| 新千歳空港に無事到着 |
荷物をピックアップし出口まで行くと添乗員さんが待っています。私たちが一番遅かったようで、すぐにバスへ移動です。
バスに荷物を積み込み、乗車口に座席表が張ってあります。ちなみに席は毎日変わるようです。
全員乗り込み、すぐ出発。申し込み時、25人くらいだったお客さんも四十数人とバスはほぼ満席です。補助席は使用不可。私たちのように、3人グループの場合、相席になる場合があります。
こういう団体旅行の参加者は、お年寄りが多いのかと思っていましたが、私たちとほぼ同年齢のグループと50歳代の夫婦という構成でした。中学生・小学生以下の子供連れは皆無でした。
出発してすぐに添乗員の高橋さんからこのツアーの案内が始まります。このツアー、朝夕食はついていますが、昼食は付いていません。各自勝手に食べるのかな、と思っていたら、時間の節約のため、あらかじめオプションになっていて、今日の昼食は十勝牛の陶板ステーキとのこと。1,000円なり。食べたくない人は、各自でお店に注文することができ、ついさっき、空弁を食べた私たちは、ラーメンでも食べるか、ということになり昼食は申し込みませんでした。
引き続き、今日の夕食のカニのオプションの説明。阿寒の宿泊先での夕食に「カニ」を追加できるというものです。毛がに一杯が2,500円。「カニを食わせろ、カニを食わせろ」という「ゆう」の攻撃に負け、一杯だけ注文してしまいました。「ゆう」と「あゆ」が足の部分、私が甲羅の部分と分ける作戦です。
休憩する場所などは既に決まっているようで、途中で「トイレ」といってもなかなかこのような大型バスを停める場所が無いそうで、休憩時間には必ずトイレに行くように、とのことでした。
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| バスに乗り込む 乗車口に席表が張ってあるのでそこに座る |
バスの様子。ほぼ満席 座席は毎日変わる |
添乗員さんの説明が一通り終わると、バスガイドさんの登場です。このバス、知床半島の付け根の斜里町を基点にしている「斜里バス」です。まだまだ新米と本人は行っていましたが、なかなかどうして、堂に入ったものでした。
空港を出て、高速に乗り、夕張まで、そこから国道274号線で日高町まで。この道、なんか見覚えがあると思っていたら8年前に通った道でした。
お昼過ぎ、日高ウェスタンファームというドライブインで昼食です。オプションを頼んだ人たちは2階の団体用食堂へ、私たちは個人用のドライブインへ。北海道に来たら味噌ラーメンしょ、とそれを注文。一杯600円。
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| 馬の油が特産らしい | ドライブインの一角にあった白樺林 |
昼食も食べ終わり次の目的地、日勝峠へ向けて出発です。ここは、8年前にも来ましたが、霧で全く何も見えなかったところです。晴れていれば十勝平野が一望できるところらしいのですが・・・今回も、霧霧霧で全く見えませんでした。夏場はダメみたいです。
そのまま、峠を下り、途中のドライブインでトイレ休憩。ここは、血液をサラサラにする昆布が特産のようです。
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| 日勝峠は霧の中 | バスの前面に表示してあるツアー名 |
今日は千歳から阿寒までひたすらバスに乗って移動するような行程で、次は足寄のドライブインまでです。
途中、帯広を通過するのかと思っていたら帯広を外して鹿追、士幌を通過していきました。渋滞する可能性のある市内は通らないようにしているようです。
足寄は北海道の英雄、松山千春の故郷、そしてあの鈴木宗雄の地盤でもあります。その松山千春の知り合いが経営しているドライブイン「あしょろ庵」でトイレ休憩。外は雨。
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| 牧場やサトウキビ畑が広がる 晴れていれば |
ドライブインあしょろ庵で松山千春のまね |
足寄を出ると次は今日の宿泊地、阿寒へ向かいます。
車窓が牧場から森林に変化し、バスは山の中を走ります。阿寒到着前に添乗員さんからホテルの案内、部屋番号を書いた紙を渡されます。5時過ぎ、阿寒の「ホテル御前水」に到着です。
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| ホテル御前水に到着 |
まだ、夕食まで時間があるので「ボッケ」散策に希望者と出かけます。
「ボッケ」とは地熱で沸騰している沼で、ホテルから歩いて20分くらいのところにあります。私、阿寒は3度目ですが、こんなんがあるとは今まで知りませんでした。硫黄のにおいが漂い、火山です。
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| ボッケへ散策。片道20分くらい |
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| 添乗員さんとともにボッケ散策へ |
これがその「ボッケ」 沼が沸騰している |
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| ボッケからの帰り、阿寒湖畔で |
途中にあった足湯で あゆが携帯を落とす。 |
ボッケから7時前にホテルに到着、夕食は7時からでしたのですぐ夕食会場に向かいます。安いツアーですので部屋食は無理です。
会場には、もう他のお客さんは食事を始めていてます。頼んでおいたカニも既に用意されています。足を「ゆう」と「あゆ」に分け、甲羅の部分を私が食べようと甲羅を開くと・・・カニ味噌がない! どおりで安いはずです。
メニューは写真のとおりで一見豪華そうですが、やはり値段相応というところです。
夕食後は、ホテルの近くのアイヌコタンへ。アイヌコタンとはアイヌの集落という意味だそうです。民族舞踊があると広報車が回っていましたが、雨が激しくなりお客さんもまばらでした。
それにしてもアイヌの人たち、顔立ちがアメリカ・モニュメントバレーのネイティブアメリカン(インディアン)に似ています。太古の昔、北海道からアメリカ大陸に渡って行ったのでしょうか。
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| 夕食はこんな感じ | 食後、雨の中アイヌコタンへ |